2014年02月09日

あなたのコーヒービジネスにぴったりの名前は?

これからコーヒーでビジネスをスタートするあなた、いつかコーヒーで身を立てようと思っているあなた、屋号はお決まりですか? もし決まってないならこの記事を読んでみることをおすすめします。


namaeitiran.jpg
wikipediaによる企業名の由来

コーヒーでビジネスをスタートさせようと思ったら、いろいろ決めなきゃならないこと準備しなきゃならないことがある。その中で最も重要なもののひとつでありながら、あまり深く考えられずに決められているものが「屋号」ではないだろうか。
古今東西、企業の大小や有名無名を問わず「社名が変わりました」という話をよく聞く。中には企業同士の合併などで変えざるを得ないこともあるだろうが、その多くは「今の社名はイマイチだ」という理由(そのイマイチな理由は様々だろうが)から変えるわけである。
ひとつ例を引こう。あの有名なIBMは正式な社名をInternational Business Machinesと言う。インターナショナルビジネスマシン、結構である。世界中どこでもビジネスをやろうと思ったらここのマシンにお世話になりそうなイメージだ。
ところがこのIBM、昔はちょっと違う名前で商売をしていた。ザ・ニューヨークタイムレコーダー記録会社、1900年の創立だそうである。ニューヨークでパンチカード式のタイムレコーダーを使うなら、この会社にお願いしよかと思うかも知れないが、それだけだ。この名前のままで今のIBMのビジネスをやれたかどうかは非常に疑問である。多くの人が使った「Think Pad」であるが、その製造元がニューヨークタイムレコーダー記録会社ではちょっと売れ行きが心配になる。
※ちなみにIBMの直接の企業名変更の理由は合併である

あなたがビジネスをスタートするときに、屋号をどうやって決めるだろうか。

インスピレーション? ビジネスをよくあらわす言葉? 好きな文学作品や映画から? 座右の銘? 好きな人の名前や自分の名前?
どれも結構である。素晴らしい。もしこのどれかであれば、あなたのビジネスの名前はあなたが好むものであるからして、長くあなたの気に入りのものになるだろう。めでたしめでたし。 ・・・となるだろうか。なる場合も多くあるだろうが、もしかしたらもう少し考える余地があるかも知れない。そこで、手間ではあるが、あなたが付けようと目論んでいる名前についてもうほんのちょっとだけ考えてみよう。長くビジネスをやろうと思っているのであるから、ここで時間が少しくらい余分にかかったとしても罰は当たらない。

ビジネスをやろうと思うときに、大事なのは熱意である。熱意は自分の中から湧き出てくるものだ。熱意にまかえて名前など好きに決めればよろしい。原則はそれであるのだがしかし、以下のガイドラインに留意すると、その屋号はもう少しよいものになると思う。


1.同じ名前や似た名前が無いか

何を当たり前のことを、と思うだろうが、見落としがちなポイントである。
その名前で検索して、コーヒービジネスで同じ名前があればアウト、似た名前があればこれもかなりアウトに近い。また、異業種でも同じ名前があれば要審議、似た名前があれば検討を要する。
だいたい、異業種のほうに目が向かないことが多いように見受けられる。「その名前、コーヒー業界にはないけど異業種に有名なアレがあるよね」となることがある。同業に同じ名前似た名前が無いとしても、例えば「カフェ ダイハード」(ダイハードは『粘り強く耐える』などの意味がある)という名前を付けたら、それは同じ名前はいないだろうが、すぐにあの映画がピンときてしまいイメージが固定化されてしまうだろう。ちなみに自動車のバッテリーにこの名前をつけて映画とタイアップして成功した事例があるので、もしタイアップなどができるのであれば不適当とも言えないが、まあそういう例は稀であろう。

2.ドメインを取られてないか

もはやインターネットは人生に欠かせないものになった。独自ドメインでウェブサイトを持つのが当たり前となっている時代に、www.hogehogepage.com/~あなたのカフェ/ などというURLでは格好がつかない。(特に『~』これがついてるのはヤバい。ダイヤルアップの時代の遺物か)
www.あなたのカフェ.com、このドメインを取得しよう。ドメインは、.comではなく.co.jpでもいいし、なんだったら.bizでもいいかもしれない。しかし、あまりおかしなドメインはいただけない。

3.読めるか、覚えられるか

日本語でも難読地名や苗字などがあり、例えば所在地が「月出里」だからと、そのまま「月出里コーヒー」などとつけたらどうなるか。誰も読めない。ちなみに正解は「すだち」なのだが、これは茨城にある難読地名である。日本語だから大丈夫だろう、は通用しない。
それが外国語なら尚更だ。なんとなく英語で難しい名前をつけてみたとなると、意味がイメージできないということの前に、読めないということになりかねない。ましてやそれが日本でなじみのない言語である場合、そもそも店名なのか図案なのかわからないということになってしまうかもしれない。
オシャレなイメージで安易に英語以外の外国語に手をだすのは・・・(日本の場合は英語でも難しいわけで)ちょっと厳しいかもしれない。
読めようが読めまいが、かまわないじゃないか。という意見もあるだろうが、読めないのはちょっと困るときがある。例えば待ち合わせで「西麻布に新しくできたカフェにいるんだけど名前読めないんだよね。場所?検索・・・名前が読めないからググれないや、どうしよう、ほらあの通り沿いのさ、わかる?なんだか英語っぽくないんだよね店名が」・・・待ち合わせができない。こういうちょっとしたネガティブなイメージは、お店にちょっとずつダメージを与えていく。これが例えば「角川珈琲」なら、問題無い。
そして読めるとしたら今度は長さが問題になってくる。
角川珈琲ならほとんどの人が覚えられる長さであると思うが、もしこれが「炭火焙煎ハンドドリップ専門元祖東京角川珈琲本舗」などという名前だとしたらどうだろう。初見で覚えられるという人は少ないのではないか。

4.大文字か小文字か

だんだん細かい話になっていくわけだが。
例として「グッドコーヒー」という名前を考えてみる。これはカタカナだけど、英単語でできているわけで、英語表記にすることがあるだろう。そのときにどうするか。
「Good Coffee」単語の最初の文字だけ大文字
「Good coffee」全体の最初の文字だけ大文字
「GOOD COFFEE」全部大文字
「good coffee」全部小文字
「GOOD Coffee」GOODを全部大文字、Coffeeを最初の文字だけ大文字
「GOOD coffee」GOODを全部大文字、coffeeを全部小文字
この6種類くらいが考えられるだろう。
英語の文の中で、この店名が使われるとなると、なんだか不都合のある表記がいくつかある。例えば文頭に来ているときにGood coffeeの場合は、文頭だからGが大文字なのかそれとももともとGだけが大文字なのかがわからない。また、もしgood coffeeという名前であることを知っていたら、文頭に書くときにgoodとすべきかGoodとすべきか迷うに違いない。そういう可能性があるということを考えつつ、英語表記にしたときにどの文字を大文字にするか小文字にするかを決めるといいだろ。

5.濁点、半濁点(と促音、拗音、長音)

さらに細かい話になっていくが、濁点と半濁点(と促音、拗音、長音)はけっこう重要なポイントである。
言葉の意味にイメージがついてまわるのは当然として、名前を耳で聞いた(発音した)印象というのがある。
ゴルバチョフとプーチンでは、なんとなくゴルバチョフのほうが当たりが強く、プーチンのほうが軽い感じに聞こえる。この場合、ゴルバチョフには二個の濁点があるのに対し、プーチンには半濁点と長音が入っていることが原因である。
濁点などを入れると、直音(五十音表に出てくるそのままの字)だけで構成されたものから、それぞれイメージが変化するので注意を要する。
それを踏まえて、以下のような関係が成り立つと考えられるので、名前に直音以外の文字を入れるときは参考にしてほしい。
濁点:力強い、男性、攻撃的
半濁点:可愛らしい、女性、子供
促音:軽やか、元気、生き生きとした
拗音:異化効果、独特な、ギーク
長音:のびやか、広がり、中性的

6.その名前は誰かを不快にさせないか

会社員をターゲットにしたカフェを作ろうとして「ビジネスマンカフェ」という名前をつけたら、不快に思う女性がいてもおかしくない。下ネタを連想させるようなものもダメだ(例示は自粛)、威圧的すぎるのも良くない。言葉遣いが汚いなどもってのほかだ(例示をしようとして『英語の汚い言葉+カフェ』で検索したら、たいていの汚い言葉が店名として存在することを知って驚愕)。
思わぬポイントで誰かが不快に感じることがあるかもしれないので、名前が攻撃的であったり、排他的であったり、下品であったりしないように十分注意すべきだろう。そういう店名にして誰も得することは無い。

7.そこに理念はあるか

あなたのコーヒービジネスは、最初は小さなスタートかもしれない。しかしそのビジネスはいずれ大きなものになり人員も増える(に違いない)。そして拠点が増え、誰もが屋号を聞いたりロゴを見たりすればそれとわかるようになる(はずだ)。いつかビジネスは国境を越え世界へ進出しグローバル企業の一員となる(ことを祈る)。
そうなったときに、あなたのビジネスがスタートしたときと同じ理念を持ち続けているか。
その名前は体を表す。あなたの屋号は小さなスタートアップだったときとグローバル企業になったときに、同時に「素晴らしいネーミングだ」と言えるだろうか。
この項目は「そんな可能性は無い」あるいは「そんなところを目指していない」と無視することもできる。しかしながら、あなたのビジネスが素晴らしいものであるならば、その可能性はある、断じてあるのである。そしてその時に「ニューヨークタイムレコーダー記録会社」から「インターナショナルビジネスマシーンズ」に社名を変更しなくても済むように、最初に高い理念を掲げて屋号をつけよう。



以上、屋号をつけるための7つのアイデアでした。
これからコーヒービジネスに参入していこうというあなた、参考にしてくれれば幸いです。



ところでSSEはどうなんだ、という話になりそうなんで勝手に回答しておきます。
サンシャインステイトエスプレッソのポイントは次の三つ。

1)略称が3文字のアルファベットにできる(つまり三つの単語でできてる)
2)語感
3)実在するストリーがある(脳内だけのイメージではない)

というところ。
これはきっと参考にならないねー(笑
posted by ホゼ at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 開店の下ごしらえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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