2013年04月27日

予算別でズバリ選ぶ2013年度版オススメホームバリスタセット

カフェで飲んだロングブラックがとてもおいしかったので。
ラテアートをやってみたいので。
エスプレッソに目覚めたので。
将来カフェをやりたいので。
なんだかかっこいいので。
エトセトラエトセトラ。

いろんな理由で、おうちでエスプレッソを淹れる人が増えている。
いわゆる「ホームバリスタ」である。聞けば趣味なのにウン十万のマシンを買って楽しんでいる人もいるとかいないとか(いや実際にいる)。

そんなホームバリスタになりたい!という予備軍の方たちへ『予算別でズバリ選ぶ2013年度版オススメホームバリスタセット』であります。




【〜1万円】
この予算でエスプレッソからラテアートまで楽しむにはちょっと努力が必要だ。しかし、努力を厭わなければ、ちゃんと本格エスプレッソと楽しいラテアートができるセットを購入することができる。
少々予算が余るので、コーヒー豆買ったりミルク買ったりしてください。

[エスプレッソマシン]IKEA RÅDIG エスプレッソメーカー3カップ用
1990円
オススメポイント→直火式エスプレッソマシンの定番「ビアレッティ・モカエクスプレス」の半額近いお値段。


[グラインダ]ポーレックスセラミックコーヒーミル
3150円
オススメポイント→安価な手動でエスプレッソ用の極細轢きできるすぐれもの。


[その他]メリタ ラテカップ(ミルクフロッサー)
1500円
オススメポイント→直火式エスプレッソマシンだけではラテアートができないのでこれが必須。ミルクが飛び散らないんでまわりを汚さない。





【〜2万円】
グラインダはポーレックスのまま、エスプレッソマシンを直火式から家庭用電気式のものに変えることができる。ミルクフロッサーはもちろん必要ありません。
直火式エスプレッソマシンは2気圧程度までしか圧力がかからないが、家庭用でも(公称)9気圧かかるので、ここからが本物のエスプレッソということになる。クレマがドバーっと出る、あのエスプレッソが家庭で楽しめるようになる。
また、スチームも装備されているので、本格ラテアートが楽しめるのもここから、である。

[エスプレッソマシン]BONMAC エスプレッソマシンBME-100
16000円(探すと15000円以下でも)
オススメポイント→家庭用マシンのローエンド価格帯だが、スチームは強いしエスプレッソもけっこうちゃんとしたのが出る。実売3万以下のモデルの中ではトップクラスの性能でありながら、ネットで探せばクラス最安値くらいの価格で販売中と、コスパがいい。





【〜5万円】
一気に5万まで上がるのだが、これにはワケがある。このクラスの場合、ちゃんと挽けるグラインダがマシンと比べると割高なのだ。マシンはボンマックのまま、グラインダをポーレックスからアップグレードすると、この価格帯になってしまう。しかし、手回しの苦労を考えたら、グラインダを電動にすれば幸せになれること間違いなし。
このセットなら、家庭用としてはもう十二分に満足いく。

[グラインダ]バラッツア アンコール
30000円(ネット最安値を探してね)
オススメポイント→一応、エスプレッソの領域で2段階くらい挽き目を変えられる。挽き目は安定しており、微粉も少ない。高級とされる臼式の歯(※ディスク式と比べると高級と言われるが、このクラスでそれが当てはまるかは微妙w)。エスプレッソ用グラインダーのエントリークラスではもっとも安い。
ちなみに海外から買うと本体1万ちょい、送料も一万しないと思う。





【〜10万円】
ここが一番悩ましいところだ。
ボンマック+バラッツアのセットのどちらをアップグレードしても、10万円に収まらなくなってしまう。
実は、ボンマック+バラッツアのセットはコスパが非常に良くて、家庭用なのでどっちも安いけどどっちもそれなりに性能が良いものなのだ。それより上の性能のものを、となると、いわゆるセミコマーシャルグレードのものになってしまうため、いきなり値段(と性能)がハネ上がってしまう。
どちらをアップグレードしたところで10万円じゃ収まらないんだから、ここはパス!
ギークな人だけ、この下を見てね!




【〜20万】
ここからは泥沼だ。マシンとグラインダをアップグレードしようとするとあっという間に20万オーバーだ。普通、ご家庭にそんな高級調理家電は無いものと思われる。
そこで、まずマシンをアップグレードして、様子を見てみよう。

[エスプレッソマシン]シモネリ オスカー
18万
オススメポイント→WBC(ワールドバリスタチャンピオンシップ)の公式採用メーカーであるシモネリの末弟。シンプルな構造ながら蒸らし機能搭載(エントリーモデルにはなかなか付いてない機能である)、コマーシャルグレードのパーツ多用、そして安価。
2013モデルからウィークポイントが改善されて、さらに安定感が増した。
エスプレッソマシンは並行輸入品よりは正規代理店ものを買ったほうがいいと思う。日本の代理店はトーエイ工業。
ちなみに並行品で20万切ってるのは対策品じゃない可能性大。
それと、海外から買うときはアメリカ仕様の2013モデル以降が吉。





【〜30万】
サラリーマンの月収レベルだぞ。そんな金額突っ込んでいいのかホームバリスタ。
・・・と言いたくなるけど、マシンをオスカーにしたのならグラインダを見合う程度のものにしてあげたくなるのが人情。ここはちゃんとエスプレッソ専用ミルを立ててあげましょう。
ちなみにここまで来ると、小さなカフェが開店できるレベルである。

[グラインダ]コンパック K-3touch
8万(アメリカの通販してくれるとこ、たとえばクリスコーヒーサービスとか、から買うとたぶん6万以内で来ると思う)
オススメポイント→有名なマッツァミニとほぼ同じ性能、価格は半額以下。コスパ最強のエスプレッソ専用エントリークラスミル。
挽き目の安定はもちろん、歯のサイズが家庭用とは段違いなので、挽くスピードも速い。





【30万〜】
普通の人には「バカじゃないの?」と思われるレベル。
店でも開くんですか、というレベル。
でも趣味に妥協をしない人たちに送る、オスカーとK-3からのアップグレード指南。

[エスプレッソマシン]シモネリ アッピア
50万
オススメポイント→100ボルトで駆動するマシンとしてはほぼ最上級、これで文句あるなら話は200ボルト引いてからだ。
中身は旧アウレリア(WBC公式採用マシン)とそんなに変わらないよ。それがなんと50万円で買えるんだからシモネリすごい。コスパはこのクラスでダントツ。


[エスプレッソマシン]マルゾッコ GS3
80万
マルゾッコが唯一ラインナップする家庭用(?)マシン。100Vで動き、タンク式のため、家庭で使えます。
クロームの外装ながら近代的なデザイン。機能はほぼプロ用、オプションでパドル仕様やらなんやらとプロが要求するような機能をつけることが可能。


[グラインダ]マッツア メジャー
30万
マッツアのグラインダーで、フラットバー(ディスク歯)の上位機種。ミニと比べるとその速さと挽き目の安定性、微粉の無さは段違い。で、値段も段違い。
マッツア メジャー

[グラインダ]コンパック K10
25万
コンパック最上位機種、大径コニカルバー(臼歯)でさらに速いグラインドと安定性、そして臼歯ならではの「ダマ」にならない粉。
コンパック K10

このへんまでくると「YOU、お店開いちゃいなYO!」というレベルなので家庭で装備するレベルじゃない気がする・・・




上で紹介したのは代表的なオススメということで、これ以外にもいろいろオススメがあるので、以下に列挙。
デバイスタイル THW-020 おどろきの1万円。でも使いこなせば相当においしいエスプレッソと本格ラテアートができる。

メリタ バリオ バラッツアのアンコールよりもう少しがんばってこれ買うといいかも。調整の幅がグンと広くなる。

そのほか、いろいろとあるんだろうけど、僕がおさわりして使用感も判断できるのはこのあたりまで、というわけで、予算別でズバリ選ぶ2013年度版オススメホームバリスタセットでした〜
posted by ホゼ at 15:30 | Comment(34) | TrackBack(0) | カフェ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月17日

デンマークザロイヤルカフェテラスに行ってきたよ

久々のカフェに行ってきたよネタ。

銀座三越に入ってるデンマークザロイヤルカフェというスタイリッシュでちょっとお高めな値段設定のカフェがあるんだけど、それの姉妹店になるのかな、名前に「〜テラス」ってついてる。

場所は東京スクエアガーデンってビルの地下一階。
実は内覧会ということで、東京スクエアガーデンそのものが19日に開業するのかな。一足お先に中を見てきましたーってことで。



もうね、ポップでかわいくて、これは通いたくなる空間なこと間違いなし。
湾曲した布張りのベンチシートがあるんだけど、そこに座るとちょうど窓から外が見えて、いい雰囲気。
三越のお店と違ってカジュアルで値段もお安めなので、気軽にふらっと入るような感じの使い方がいいのかなー。

マシンはチンバリの新しいやつ。
これ、日本投入第一号機らしい。
全体の写真はないんでこの写真どぞー。マシンを操作するのは藤岡バリスタ、小柄でかわいいけど、このお店のドリンクの責任者(!)ですよー。



もちろん注文はカフェラテ。小さいほうのサイズで370円。もちろん素敵なラテアートでの提供です。



トレイもかわいい。
(おっさんがこうも「かわいい」を連発するのもどうかと思うが、語彙が貧弱でほかにいい表現を思いつかない)
全体のトーンとしてはポップだけどポップ過ぎることなく、あえて落ち着いた色を使っている部分もあり、ちゃんと大人が使えるカフェになっている。
デンマークから届いたというランプのシェードもどこか懐かしいようなデザインだし、プラスチック製の黒い座面の椅子も壁面のポップさとは対照的に、落ち着かせて見せる印象だ。

コーヒーは銀座店と同じものを使っているので、味としては同じようなものが出てくるはずである(マシンの違いなど多少出るだろうけど)。ラテアートも楽しめるし、専門店ほどコーヒーにこだわっているわけではないけど、それなりにコーヒーメニューも充実、選ぶ楽しみもある。カフェとしては十分に及第点である。
さらにフードも充実、夜はワインやビールが楽しめるというスリーウェイな使い方ができる。
まあ欲張りなニーズを満たすカフェである。



まず雰囲気がいい。スタッフの感じも良い。ちゃんと主張のある内装もいい。なのに気軽に入りやすい。
そしてコーヒーだけでもいいしご飯食べてもいいし夜にお酒飲んでもいいという使い勝手のよさ。
ははあ、よくできているなあと感心して帰ってきた次第である。

お店が落ち着いたころに、また行こう。
posted by ホゼ at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | カフェ屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月04日

VSTバスケット+ボトムレスポルタフィルタ

だんだん増えてきたVSTバスケットユーザーだけど、どうもみんな苦労してるみたい。
僕も初めて使ったときには「これどうしようか???」と思うくらい、いままでのバスケットと使い勝手が違ってびっくりしたものだ。


VSTとは何かというと、

琥珀色のウタカタ
paddyedge blog
FBCインターナショナルの『美味しいバリスタ&エスプレッソ』BLOG

あたりを見てもらって、だいたいのところをつかんでくださいませ。
(みっつしか紹介しないのは他意はなく、グーグル先生に「VST」で聞いたところ、ブログはあんまりヒットしなくて、商品販売のページが多かったもんで、途中でページを進むのあきらめました・・・ ほかにも使ってる人たくさんいるはずなんだけどなー?)


んで、今回はVSTをより良く使うためのちょっとしたTipsをご紹介。
VSTにしてみんな苦労してるよね、とか言いながら、どういう条件がVSTにいいかとか、こうすればVSTを生かしたエスプレッソが、とかそういう話ではないので、冒頭はなんの前フリだったんだ、って話だけど。

結論を先に言うと「ちゃんとキレイに使いなさいよ」ということなんだけど、ただそれだけを言うと「ちゃんとキレイに使ってるよ!」という答えが帰ってきそうなので、ちょっと実験をしてみた写真などを入れつつ、なんで今さら「キレイに使え」なんて言ってるのかご説明いたします。ハイ。

その前に、タイトルにも書いてあるとおり、この記事では「VSTバスケットとボトムレスポルタフィルタをセットで使う」ことが前提となっているので、以下、使用ポルタフィルタはボトムレスになる。しかし、このノウハウはボトムレスポルタフィルタでなくても役立つと思われるのでご安心を。


まず、普通にエスプレッソを抽出する。
VSTでの抽出の条件やエスプレッソの良し悪しなどについて言及する記事ではないので、抽出したらそのままエスプレッソで飲むなりラテにするなりして適当に消費してください。当ブログ的にはロングブラックにしていただけると嬉しいです。

こっからが本番。
ノックボックスにケーキを落としたバスケットの状態はどうなっているだろうか?
もちろん、コーヒーカスが付着して汚い状態になっているはずだ。
これはバスケットがVSTでもノーマルでも、ポルタフィルタがボトムレスでも同じこと。

写真(4).JPG

これをキュキュッっと拭いたら、こうなる。

写真(5).JPG

ちょっと粉がついているけれども、これは単に拭き残しただけで、バスケットの底面や側面はちゃんと拭いた状態である。一見、キレイになっているように見える。
そしてこの状態でグループに着けてお湯を出してみると、ちょっと意外なことが起きるのだ。

写真(8).JPG

バスケットの穴の全部からお湯が下に向かって勢い良く出る状態である。本当にシャワーみたいに、シャーって出てくる。
と、文字だけで書いてもいったい何を言っているのかわからないと思うので写真をよーく見てください。
これ、ボトムレスだからわかるんだけど、普通のポルタフィルタだと隠れててわからない。実は、こうなっていたのだ。

そして、ポルタフィルタを外すと。

写真(6).JPG

バスケットの目が詰まっているため、落ちきらなかったお湯がポルタフィルタ内に残っている。これ、外して大急ぎで写真を撮ったのだが、このお湯はもちろん時間が経てば落ちてしまう。
そして、このポルタフィルタ、内側から外側へお湯が流れた状態なので、コーヒーの粉が詰まるのは当たり前だけど内側である。それを洗い流すためにポルタフィルタをひっくり返してバスケットの裏側からお湯を当てる。これでバスケットの内側の目にハマってる粉も洗い流される。
バスケットの中をもう一度よく拭いて、ポルタフィルタを装着、お湯をだすと、今度はこうなる。

写真(2).JPG

はい、お湯がまんべんなくスムースに全部の穴から出てくるようになったので、流速が下がり、表面張力の関係で真ん中に集まって一本の流れとなっている。

もちろんポルタフィルタを外してすぐ写真を撮っても、バスケット内にはお湯が残ってない。

写真(3).JPG

これが本来の水(お湯)の流れである。
本来こうなっているべきなのだが、どうやら、バスケットをきちんと拭いたつもりでも、ただ拭いただけでは目詰まりが起きているようである。
目詰まりも、VSTならではのホールの精度がかえって仇になり、均等に詰まってしまいがちなのではないかと推測される。一回拭いたあとにポルタフィルタをつけてお湯だしすると、バスケットの底面全体がまんべんなくシャワー状に穴が狭まったような出方になることからそう考えられる。
そして、VSTバスケットのセオリー通りにノーマルバスケットより細挽きにしていると、いくつかの要因から穴が粉で詰まってしまう確率が上がるのは想像できる。

というわけで、ボトムレスを使うとあからさまにわかってしまうバスケットの汚れや目詰まり、ノーマルのポルタフィルタで使用しているとちょっとわかりにくいと思うけど、ほんとは汚れてるんですよー! というわけで、VSTユーザの皆様におかれましてはどうぞ清潔にお使いいただいたほうがエスプレッソがおいしくなるのではないかと存じます。


キレイに使うなんていうのはバリスタのイロハなんだけどね!
posted by ホゼ at 12:45 | Comment(4) | TrackBack(0) | エスプレッソ技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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